2020年3月も半ばになりました♪

「札幌ことにメンタルクリニック」札幌市西区琴似1条4丁目4-20笹川ビル3Fにて、心療内科・精神科を、させていただいております。徐々にですが春らしさを感じております。根雪も徐々に少なくなってきましたね^^ 本州では桜が開花しているところもたくさんあるようです。

いつになったら終息するのか全く見通しが立ちませんが、新型コロナウイルスのため、当クリニックでは毎日、頻回換気しておりますので、待合室診察室寒い場合があります。ご了承をお願いします。

このご時世ですので、待合室や診察室でも防寒着・マスク着用のままでいただけますように、お願いいたします。

本日、ある患者様から、非常にありがたいことですが「先生が倒れたら終わりですから、絶対に新型コロナにならないでください!」と宿題をいただきました^^;

本当にお気遣いをいただきまして、心から感謝します^^

ご指摘の通り院長として、新型コロナに感染しないように最大限、努力しております^^しかし、今回の新型コロナは質が悪すぎるので非常に残念ですが、100%とは、いかないかも知れません。

しかしながら、応援していただいている方々失望させることもできません^^;;

日々体調管理は当然として、日常臨床には決して手抜きをすることなく、こんな非常時だからこそ、当たり前のことを当たり前に継続していきます^^ ご遠慮なく、札幌ことにメンタルクリニックに、ご安心してご相談ください^^

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

東日本大震災のボランティア参加した想い出

今からちょうど9年前2011年3月11日の14:46頃に、東日本大震災が発生しました。

あれから9年が経過しました。震災に遭われたご本人・ご遺族の方は、未だに割り切れない感情をお持ちの方も多いと思います。。。

当時、小生は札幌にいました。ちょうど金曜日だったので、札幌市東区にあるメンタルクリニックに週1回の非常勤医師として、勤務・診察している真っ最中に起きました。札幌でも震度4でしたが、かなりの揺れで、持続時間も長かった記憶が残っております。

焦る気持ちを抑えながら、何とか診察を続けておりましたが、その数十分後にTV町全体津波飲み込まれる映像を視て、全身に衝撃を受けました。逃げ惑う人々や流されていく自動車など、今でも鮮明に記憶に残っております。

その後、札幌市医師会からの要請があり、当時の勤務していた病院の理事長から正式に業務命令として、念願の被災地へ最大限の貢献できる許可をいただきました。誰に何と言われようとも「目の前の患者さんを救う」とい理念は、あれから9年以上経っても全くて変わっておりません。

当時、業務調整の上、さっそく早朝1番の飛行機で、新千歳空港から花巻空港に飛びました。レンタカーを借りて、陸地ルートで目標地に到達しました。至る所で、道路が使用不能になっており、カーナビの予測時間の倍以上に時間を要した記憶があります^^;;何とか現地に到着すると震災の爪痕がそのまま残っておりました。宮古市も本当に酷い状況でしたが、特に山田町は、町の中心部がほとんど消滅しておりました。JR駅駅前の商業施設も、漁港民家も、ほとんど全て跡形も無くなっておりました。

岩手県の宮古市と山田町を中心に精神科・心療内科医として、どんな些細な「こころ」のお悩み・ご相談でも良いので精神科・心療内科領域の診察同行してくれた臨床心理士(現、公認心理師)によるカウンセリングをお受けするために避難先の公民館での講演や当時、出来始めた仮設住宅への訪問も毎日いたしました。中には「放っておいて下さい。誰とも会いたくないです」「もう疲れて、休みたいので折角ですが、お帰り下さい」と言われて、精神科・心療内科医・心理師として無気力感で一杯になり、失意のままトボトボと重い足を引きずるように帰路についた無念な記憶も数多くあります。

それでも、中には「わざわざ、北海道から支援に来てくれてありがとうございます。長男夫婦 次男夫婦も行方不明ですが、長女夫婦が関東方面にいて、心配してくれてしばらく滞在してくれてます。孫も4人から1人なってしまったけど、1人でも生きてる孫がいるから死ねないです。。。」と涙を流しながら話していただけた方もおられました。正直に申し上げると精神科医として訓練を受けた「陽性感情」「陰性感情」のコントロールなど関係なく、胸が張り裂けそうな思いになり、小生自身も涙を堪えられませんでした。

その時に長期間、苦楽を共にした同志で非常に真面目で小生を助けてくれた相棒が、2019年10月から「札幌ことにメンタルクリニック」に就任した副事務長兼心理師を担ってくれている春名氏です(*^^*)

今年は、非常に残念ながら新型コロナの影響で、東日本大震災の大規模な追悼式典は中止になりましたが、来年の10周年には小生と春名副事務長2人10年ぶりに宮古市山田町を中心に被災地を訪れたいと心から願っております。

P.S そのような経緯(いきさつ)がありましたので、札幌ことにメンタルクリニックは、今後も国難に際しても、決して逃げずに真正面から全面的に協力して精神医療に取り組んでいきたいと思います^^

最後に、9年前の大震災で、お亡くなられた方やご遺族の方々に、心より深く深くご哀悼の念を申し上げます。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

札幌の雪解け♪ 新コロナの憂鬱( ノД`)

札幌市内も雪解けが進んできました。最近では、日中の最高・最低気温ともプラスな日が見られるようになりました^^

長い北国の冬が終わりを迎えつつあるのには、心躍ります(*^^*) 精神的・心理的にも明るくなれる季節の到来ですね^^

しかし今年は、新型コロナのせいで、閉塞感に覆いつくされているため、心理的にもスッキリしない方も多いと思います(*ノωノ)

しかし、人類の歴史は疫病との戦いの歴史でもあります。ペスト コレラ スペイン風邪 チフス 天然痘など、人類は数多くの疫病に苦しんできました。

ペスト(黒死病)は、14世紀頃に全世界でパンデミック(大流行)しました。当時の世界人口は4億5千万人くらいでしたが、約1億人が死亡しました。世界人口の1/4が死亡した計算になります。特にイギリスやイタリヤでは全人口の70-80%が死亡したと記録されております(/ω\) ちなみにペスト菌を発見したのは、日本人医師の北里柴三郎先生です^^

コレラも世界中に凄まじい猛威を振るいとんでもない死者数を出しました。

スペイン風邪ってよく聞きますが、わかり易く言うと、1917~1918年に大流行した「新型インフルエンザ」です。実はアメリカが発症源と言われております。ちょうど第一次世界大戦中でアメリカがヨーロッパ戦線に大量の物資と兵力を動員している最中でしたので連合軍の士気を下げないため、当時、中立国で何の関係もない国だった「スペイン」のせいだという不名誉を擦り付けられた次第です^^;  今でもスペイン人は「スペイン風邪」と言われたことに強い憤りを感じている人が多いようです^^;; 全世界で4000~5000万人が死亡しました。

今回の新型コロナの発症地である中華人民共和国の武漢市から発生しました。

しかし、どの国家も自国に不名誉なネーミングを付けられることに対して非常に抵抗感があることは十分理解できますので、まあ、今回はWHOが(忖度して?)ネーミングした新型コロナ(COVID-19)としておきましょう^^;;;

2002年のSARS(中国の広東発生)の時、中国政府は公式に「今後、ハクビシン等、野生動物の管理を徹底します。どうかご安心してください」と世界中に向けて約束した記憶がありますが、果たして本当に守られてきたのかな?と疑問に思う時もあります( ;´Д`)

習近平国家主席は「一帯一路構想」を熱心に語っていますが、前回のSARSや今回のCOVID-19のようなチャイナ発の疫病が10-20年サイクルで頻回に発生する現実を鑑みると、一帯一路に組み込まれた国家は、あっという間に疫病が蔓延する非常に大きなリスクを抱え込むことになる可能性は否定できません(/ω\)

超大国になった国には、相応の責任と信頼される努力が必要となります。それだけはお忘れなきように頂きたいものです。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

当メンタルクリニックにおける新型コロナウイルスの院内対策

中華人民共和国の武漢市近辺で発生した「新型コロナウイルス」は、すでに国境を越えて、凄まじい勢いで蔓延しております。感染を憂慮されている方も非常に多くおられるかと思います。

当クリニックに通院されている患者様が、ご安心して通院いただけるように、ドアノブソファーなど中心に毎日・頻回に徹底してアルコール(エタノール)洗浄・清拭を行っております。また換気も定期的に行っております。

待合室・診察室にも、加湿器による湿度・空調による温度管理を行っております。ウイルスが増殖しないよう最適な湿度・温度管理を徹底して心掛けております。

飛沫感染・接触感染・空気感染等に対して、可能な限り最大限の対策を実行いたしております。

そのため、医師をはじめスタッフもマスクを着用しておりますが、ご了承ください。また、頻回の換気を行っておりますので、待合室や診察室が寒い場合もありますので、厚着でお越しください。

ここからはお願いとなりますが、当クリニックを受診される際には、可能ならば何卒、マスクを着用の上で、ご来院くださりますようにお願い申し上げます。

本来ならば、当クリニックに来院される患者様、全てにマスクを配布したいのですが、現時点でマスクを入手するのは医療機関でも非常に困難なのが実情です。そのため、何卒ご了承をお願いします。

札幌ことにメンタルクリニック

院長

 

 

院長の独り言 ㊳ せっかくの連休が

今週末は令和初の天皇誕生日と振替休日の連休なので、思いっきり外出して買い物など楽しみたいと思っておられる方も多数おられたことでしょう。

私も明日、久々に映画館に行くことを非常に楽しみにしておりました。『1917 命をかけた伝令』を観たいと思っておりました^^;

しかし、このご時世なので、なるべく外出は控えた方が賢明だと思い、泣く泣く明日は読書でもして過ごすつもりです(/ω\)

適度な休養と気分転換・ストレス発散は精神・心理面でも、非常に重要なのですが、それができないのは本当に辛いことですね;;

ニュースや新聞でも報道されていますが、全国各地で多くのイベントが中止や自粛を余儀なくされている状況下では致し方ないのでしょう。頑張ってイベントの準備をされてこられた主催者の方々や参加予定者だった方はさぞ、お辛いことだとお察しいたしますm(_ _)m

1日でも早く、今回のパンデミック(大流行)が解決してほしいものです(*^^*)

P.S 冬季の加湿器の使用は真菌(カビ)の問題で賛否両論ありますが、新型コロナも含めてインフルエンザなどウイルスには有効である言われております。そのため2月25日から、札幌ことにメンタルクリニックでは、加湿器の使用を再開することに決定しました。

現時点で何が正解なのか、WHOも政府も明確に分からない状況ですので、院長としてベストではないかも知れませんがベターだと考える選択肢を取らざるを得ないと思っております。

何卒、ご理解をお願いいたします。

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

院長の独り言 ㊲ 明るいお話をします^^

最近、コロナウイルスとか暗い話題が多かったので、今回は明るいお話をしたいと思います^^;

実は、あと4週後(28日後)はちょうどお彼岸となります。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われておりますので、少しでも早く暖かくなって欲しいものですね(*^^*)

北国の春はGW(ゴールデンウィーク)前後になりますが、梅も桜も桃も水仙も木蓮(こぶし)も一斉に咲き乱れるのは、実は本州ではありえません^^; 北国の北海道ならではの光景です^^

春のお彼岸が4週後に来ると思えば、精神的にも心理的にも気持ちが楽になるかと思います^^

日も長くなってきましたので、あと少しだけ御辛抱ください^^

待ちに待った春が、もう少しで到来します^^

では、春爛漫の画像をご覧いただければ幸いです^^

しかし現実は厳しいもので、人生は何かと辛いことの方が多いのが実情です。

しかし決して挫けずに少しでも前に進めるよう、私たち「札幌ことにメンタルクリニック」は精神・心理面で皆様を応援し、お役に立てるような役割を果たしたいと考えております(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

新型コロナウイルス(COVID-19)対策をしています

以前より心配しておりましたが、いよいよ札幌市内でも新型コロナウイルス(COVID-19)が、市中感染(普通に生活してても感染する)レベルとなりました。

今後、パンデミック(大流行)もあり得ると思います。なければ、ないに越したことはありませんが、その備えも必要だと思います。

その対策として①手洗い ②マスク ③うがい ④免疫力の保持が重要です。

①外出して帰宅した際には、まず手洗いをしてください。アルコール消毒液があれば更に有効です^^ 手洗いが終わるまでは、決して目や口や鼻など粘膜部分に手を触れないでください。

②外出時は必ずマスクをしてください。 品薄で入手しにくいことは重々承知ですが、可能な限りマスクをすることをお勧めします。飛沫感染(くしゃみ 咳)の感染経路を予防することができます。残念ながら空気感染(空気中をさまようウイルス自体の感染)は普通のマスクでは対応が困難だと言われております。特殊なN95マスク(日本規格ではDS2マスクと同性能)は空気感染にも効果が望めます。しかし、多くの場合が飛沫感染がメインとなりますので、通常のマスクでも十分に効果があります。

③うがいは、口腔内を清浄して感染を予防する効果があります。正しい方法としてまずは、顔を真っすぐに向けて口の中で10秒以上「クチュクチュ」としてください。これを2-3回繰り返してください。そして最後に少し上を向いて「ガラガラガラ」を2-3回繰り返してください。うがい薬を使ってもいいですが、水道水でも十分な効果があります。

コロナウイルスは、風邪の原因の10~20%を占めると言われております。通常では気温20度・湿度50%で死滅するウイルスですが、その基準を超えている沖縄やシンガポールでも認められております。新型は特殊なのかも知れませんので、決して油断はできません。ただし高温多湿な地方では、パンデミックはしないと現時点で個人的ですが、そのように予測しております。

北海道は、その真逆の環境なので夏前までは、パンデミックが長期間にわたり持続するかも知れません(/ω\)

P.S.札幌ことにメンタルクリニックはあくまで心療内科・精神科が専門です。決して感染症が専門ではありません。今後、新型コロナウイルスについて新しい対策法が発見される可能性があると思います。記載した内容に間違いが生じれば誠に申し訳ありません。あくまで現時点で、考えられる対策方法を記載させていただきました。

厚生労働省ですら国民が欲している情報に、まともな回答ができない状況下では、一人の医師として可能な限り感染を予防の啓発をしたいと考えております。少しでも、参考にしていただければ幸いだと思っております。当クリニックも感染予防を重視して、クリニックの入口付近にアルコール洗浄液を配置しました。

来院の際、よろしければ是非お使いください(*^^*)

また、当クリニックのスタッフが小生を含めそのために、マスクを着用することもありますので何卒ご理解ください。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待ち時間について、お願いがあります。

札幌ことにメンタルクリニックに通院されている患者様に、ご報告とお願いがございます。

最近、多くの患者様が受診されるようになり、大変混雑する日も増えて参りました。

可能な限り待ち時間を少なくして、患者様に極力ご迷惑をお掛けしないように当クリニックとして最大限努力しております。しかしながら緊急性があり、状況が切迫されている患者様がおられる場合もあります。

医師の責任と言うよりも人として、そのような状況下では目の前の患者様を何としてでも救うことが当然の使命だと考えております。そのような場合には、どうしても時間が掛かります(入院治療が必要な場合は電話で入院先の医師との連絡や紹介状の作成 ご本人・ご家族への説明等、とにかく時間が掛かります)

ここからはお願いとなりますが、そのような際、次の予約順の患者様には、大変申し訳ありませんが、ご予約時間を過ぎてお待ちをお願いすることがあると思います。何卒ご理解をお願いしますm(_ _)m

どんなに長くても30~45分以上は過ぎないように努力したいと考えております。どうかご理解をよろしくお願いします。

P.S 実は、日々の診察中に次の患者様をお待たせしていないかという点は非常に気にしております(/ω\) しかし目の前の患者様に対して最大限の良質な医療を提供することも絶対に妥協したくありません。その背反二律する葛藤に私自身が悩む今日この頃です^^;;(夢にも出てきます^^;;)

常により良い最善策を考えますので、何卒、ご理解をお願いします。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

院長の独り言 ㊱ 春待ち♪

2月も後半になってきました。そろそろ暖かくなる日も多くなってきましたね^^

最高気温が、氷点下でない日も多くなりそうです。

あと1ヶ月と少々待てば、待ち遠しい春が来るのでしょう^^

最近は、夕方17:00くらいまで日照時間が増えてきました。札幌市西区 琴似にある当クリニックの窓からも、その様子が、よくわかります(*^^*)

精神的に辛くて長い冬を乗り越えて、心理的にも明るくなれる日も近いかと思います^^

あとちょっとで春です^^

このような情景の日が、あと少しで来ると思えば、心も身体も休まります(#^.^#)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

もの忘れ(認知症)に伴うBPSDの治療について

「札幌ことにメンタルクリニック」にて心療内科・精神科領域を全般的に診察しておりますが、小生は一応、日本認知症学会専門医・指導医です^^;; そのため認知症に関して時々、お話したいと思います。

ところで、BPSDという言葉を、ご存知でしょうか?

◎BPSDは全認知症の約8割に出現します。患者さん本人のみならず介護される方・ご家族にも肉体的・精神的に大きな負担となってきます。

◎以前は問題行動や周辺症状と呼ばれていましたが、1996年、1999年の国際老年精神医学会にて behavioral and psycho-logical symptoms of dementia:認知症の行動・心理症状と統一呼称にするように合意されました。

◎わかり易く言うと、記憶障害・遂行機能障害・失行・失認・失語など中核症状とは、別に認知症に伴う様々な精神症状のことを言います。例えば、幻覚・妄想・抑うつ・易怒性亢進(怒りっぽくなる)・人格変化(以前と人柄が変わってくる)・ 暴言暴力・不安・焦燥・徘徊・暴言暴力等が挙げられます。

ご参照に、下記の図をご覧ください。

現在、認知症患者さんの数は、凄まじい勢いで増えてます;;

◎ 65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、2012年時点で462万人に上ることが1日、厚生労働省研究班(代表者・朝田隆筑波大学教授)の調査で分かった。認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計。(2013年6月1日 日本経済新聞 抜粋)          65歳以上で、7人に1人が認知症を患っておられます。

◎2015年1月時点での厚生労働省発表では、認知症を患う人の数が2025年には700万人を超えるとの推計値が発表されています。これは、65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症を患っている計算となります。MCIを含めると、おそらく1400万人(日本の人口で)くらいの方々が、何らかの認知機能低下でお悩みになる時代が到来することになると思います。

たった5年後に、そのような現実が待ち受けているということを、どうかご理解いただきたいと思います(/ω\)

「認知症って何科に受診すればいいの?」という質問もよくお受けします。

神経内科・脳外科の先生も一生懸命、認知症の診断と中核症状の治療に取り組んでおられます^^ 我々、心療内科医・精神科医も遅れを取らないように努力させていただいております^^;;

認知症の中核症状に対しての診断・治療に関しては、認知症専門医ならば、神経内科・脳外科・精神科問わず、ほとんど同じレベルだか思います。

理論の緻密さを含めて診断(見立て)については、神経内科・脳外科の先生の方が正直、精神科医より優れている場合もあるかと思います^^;;

しかし、認知症医療の難しいところですが、最初に申し上げました通り、認知症に罹患されている方の80%にBPSDが伴います。

BPSDの治療に関しては、神経内科・脳外科の先生より、抗不安薬 抗うつ薬 抗精神病薬などを普段から使い慣れている心療内科・精神科医の方が、お役に立てるかと思います。

それでは、明日から、また新しい1週間が始まりますが、新型コロナウイルスの脅威もそろそろ現実的になってきましたので、①手洗い ②マスク ③うがいを忘れないようにしてくださいませ(*^-^*)

札幌 西区 琴似

精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫