雑談です♪ 5 明治人について。

最近、明治生まれの方をお見かけする機会が少なくなりました。
最後の明治45年(大正元年)生まれの方は、平成31年(2019年)の現時点で、107歳となってらっしゃいますので、仕方がないのでしょう。

私が医学生や研修医だった頃には、まだまだ明治生まれの患者さんが沢山おられました。

医学生の頃に臨床研修で、担当させていただいた明治人(明治生まれ)の患者さんに共通する印象としては「礼儀正しく、しかし頑固^^; 正義感が強く プライドも我も強い 我慢強い 曲がったことが大嫌い とにかくもったいないの精神で物をすごく大事にされる」ということでした(あくまで私見です^^;)

司馬遼太郎氏の著作「坂の上の雲」などにも明治生まれの方々の特徴や気概や気骨について触れる箇所が、しばしば出てきます^^ ご興味のある方は、一読ください^^

歴史談義や、ことの善悪を議論するつもりはありませんが、歴史について学んだり考えたりすると、先人の情熱や苦悩に思いを馳せたり、自分自身の立ち位置を再確認できる気がします(*^^*)

ご興味があれば、ご一読ください^^

 

上の写真は森鴎外です^^ 私と同郷(島根県)の明治の文豪・軍医総監です。「山椒大夫」「高瀬舟」「阿部一族」「舞姫」などが著名な作品です。現在でも、十分に人間性の本質を的確に捉えてます。ご興味があればご一読ください(*^^*)

本日も雑談にお付き合い下さってありがとうございましたm(_ _)m

 

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第19回 ノイローゼという言葉をよく耳にしますが、どういう意味ですか?

Q:ノイローゼという言葉をよく耳にしますが、どういう意味なのですか?悪い精神疾患なのでしょうか?

 

A:ノイローゼとはドイツ語です。 Neuroseと綴ります。英語ではNeurosisと記し、日本語では神経症と訳します。結論から申し上げれば、ノイローゼ(神経症)は悪性の精神疾患ではありません。疾患としては、不安障害 パニック障害 強迫性障害 社交不安障害 心気症 転換性障害 解離性障害などが該当します。

以前は不安神経症 強迫神経症 恐怖症 心気神経症 ヒステリーなどと呼ばれてました^^; 

統合失調症 双極性障害 うつ病等の精神病ではありません。

わかりやすく言いますと、 過労や心労などのストレスが原因となり、メンタル面において、処理能力の限界を超えてしまい、こころのバランスが保てなくなった状況といえます。

重度な精神疾患ではありませんが、ご本人にとっては、非常に大変な問題です。独力で解決するのが、難しいケースが多々あります。

 

当クリニックにも、神経症でお悩みの方が多数、来院されてますが、自分だけで解決しようと決め込まずに、まずは、身近な家族 友人 知人にお悩みを相談することが大切です^^

残念ながら現代社会で、ストレスが尽きることはありません。ストレスを極力溜め込まず、自分らしく心穏やかに皆様がお過ごしされることを願っております(*^^*)

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Q&A 第18回 不眠症で通院してます。短期間しか処方してもらえません。もっと長期間処方して、もらえないのでしょうか?

Q:不眠症で通院してます。短期(2週~4週間)しか処方は出来ないと、多くのクリニックで言われて、仕方ないので、頻繁に通院してますが、もっと長い期間処方をしてもらえませんか?

A: 結論から申し上げると、薬剤によりますが、最大2週から1ヶ月分しか処方できないケースが、ほとんどです。

以前は、緩やかな時代もあり、長期処方・重複処方も全然OKだった時もありました^^;

ところが最近は、御上(偉いお役人)から、絶対にダメだと、日本全国統一して強く指導されるようになりました。

そのような経緯ですので、申し訳ありませんが、どうしても無理なこともございます(*_*;

当クリニックは患者さん第一主義ですが、どうかその点だけは、何卒、ご理解をお願いしますm(__)m

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院長 阿部 多樹夫

 

雑談です♪ 4

こんばんは^^

今年の大寒(1年で最も寒い日)は、1月20日だったのですね。お恥ずかしながら正直、ネットを検索してたまたま、知りました^^;

大寒の日には「大寒の瞬間」という最も、寒い時間があるとは、さらに知りませんでした(/ω\)

どういう法則なのか、全くわかりませんが、今年は1月20日17:09だったようです^_^;

更に、今年の立春は2月4日だったのですね。全然、気づきませんでした^^;;

そう言えば、春の気配が近づいている気がします。日が沈むのも少し遅くなりましたね^^

北国の長い長い冬にも出口が、見えてきました。

1か月半後に来る春の和歌を一首入れておきます^^

君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ~

作者  光孝天皇(こうこうてんのう。830~887)

1150年前の詩です。良いものは、時間が経っても、全く色褪せませんね^^

雑談にお付き合いくださってありがとうございましたm(_ _)m 

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Q&A 第17回 イライラが続いています。なおりますか?

 

Q:イライラが、続いて止まりません。生活にも支障が出て困ってます。治りますか?

A:イライラ感が出現している原因にもよりますが、原因をきちんと見つけて、正しい診断を行い、治療をおこなえば、改善してくる可能性が高いと思われます。

イライラ感の根本の原因に気づいてない方もいらっしゃいますが、意外と多いのが、原因に気づいていても、あえて気づかないように無理して意識しないようにしており、その状態があまりに長く続いたため、ついに我慢の限界となってイライラ感をコントロールできなくなった患者さんが多いです。

何事も、我慢し続けることには、限界があるのかも知れません^^;

イライラ感をコントロール出来ている間は、問題ありませんが、我慢することに疲れたと感じる時は、注意が必要です。

現代は、ストレス社会ですので、イライラ感の原因が溢れかえってます。一人で悩まず、まずはご家族や友人など身近な人に相談してみましょう^^

 

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雑談です♪ 3 

皆様こんばんは^^ 真冬も本番になってきました。

所用があり、地下鉄南北線 北24条駅の近くで、たまたま信号待ちの間に、少しホッとする場所を見つけました^^

残念ですが、人間は忙しいと、ついつい周りを見失いがちになります^^;; それは、どうしても仕方がないことなのでしょう。

ところで、実は身近なところにも張り詰めた心を、ほっこりと癒しをくれる場所や環境は、あるのだと思いましたので、ご紹介します^^

これを作られた方は存じ上げませんが、きっと優しいお気持ちで、皆に喜んでほしいと思っておられたのかな?と思います。

 

肩の力を抜いて、スロー(ゆっくり)な自然体でありたいと、思いました^^

心身ともに、穏やかでありたいものです^^

雑談にお付き合いくださってありがとうございました(*^^*)

 

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Q&A 第16回 メンタル系の薬は、太りやすくなりますか?

Q: 心療内科・精神科・メンタル系の薬剤を服用すると、太りやすくなりませんか?

A: 中には、副作用として、太りやすくなる薬剤もあります。

ただし、それは一部の薬剤です。全ての薬剤が体重増加の原因になるわけでは、ありません。

睡眠薬や抗不安薬には、そのような作用は原則、ありません。

抗うつ薬の一部や抗精神病薬には体重増加 高脂血症 高血糖になりやすい薬剤もあります。

昔からある古い薬剤は一般的に副作用が強く、三環系抗うつ薬や定型抗精神病薬であるクロルプロマジンなど肥満は、以前から知られておりました。

現在、主流である非定型抗精神病薬も、オランザピン クエチアピン クロザピンは、高血糖になりやすいため、糖尿病患者さんは服薬が禁止されてます。

一方、アリピプラゾール  ブレクスピプラゾール  リスペリドン ブロナンセリンは比較的、少ないと言われております。

抗うつ薬の一部も体重増加があります。古いタイプの三環系は肥満になりやすいことが知られてます。最近、主流となっているSSRI SNRI NaSSAでも、認められますが、NaSSA>SSRI>SNRIの順になると言われてます。

 

個人差も大きいので、服薬される患者さん全員が、肥満になるわけではありませんが、以上のような傾向があります。予防する重要なポイントとして、

①必要最少用量を処方すること  

②血糖値や高脂血症などが出現していないか、定期的に血液検査を行い、副作用のチェックを行うことが重要となります。

 

天気予報では、2019年2月8日(金)は、歴史的な大寒波が来るそうです^^;最高気温が-10℃とは、びっくりですね^^;

あと1か月ちょっとで、長い冬も終りそうです。春の画像を載せておきますので、春を心待ちにしましょう(*^^*)

 

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Q&A 第15回 気分に波があり、コントロールできません。治りますか?

 

             第15回

Q:気分にムラと波があり過ぎて、自分でもコントロール出来ません。ハイテンション(躁)とうつを繰り返してます。良くなりますか?

 

A: 気分障害圏の中でも、双極性障害(躁うつ病)の可能性がありえます。結論から申し上げます。きちんと治療されたら、改善する可能性は高いと思います。

 

以前に私のブログ【双極性感情障害について】にて、詳細を記載しておりますが、気分安定薬などの服用によって、改善の可能性は大いにあります^^ 

ご自宅から近い心療内科・精神科を受診して、しっかりと治療を開始されることをお勧めいたします^^ 珍しい疾患ではありませんので、しっかりと治療されれば、精神症状は安定される可能性が高いと思います。

ご自身だけで、悩ますに専門科に、お気軽にご相談されしてみてください。

 

P.S.それでは、寒い日が続きますが、ご自愛ください(*^^*)

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雑談です♪ 2 電子カルテについて

最近、多くのクリニックで、電子カルテの導入が、進んでます。心療内科 精神科 メンタルクリニックでも、遅かれ早かれ、今後は電子カルテ化する動きが進んでいくことは、間違いないと思われます。

当クリニックも2019年内には、電子カルテ化を目指したいと思います^^;

ただ、デジタルの良さばかりが強調させる、このご時世ですが、アナログ(紙媒体や手動)の良さも、決して忘れてはいけないと思っております^^

アナログというと、ある一人のお医者さんのことを思い出します^^ もう、30年以上前の話になりますが、私が小学生だった頃に、とてもお世話になった小児科の先生です。お元気ならば今頃、75歳くらいだと思います。

そのDrの身だしなみは、いつも完璧で、ネクタイと白衣はいつも、パリパリで、仄かに糊とナフタレン(防虫剤)のにおいがしました。

時々、どもる口調でしたが、笑顔が素晴らしく不思議と安心感がありました^^

当時、そのDrの診察机に置いてある万年筆を流れるような自然な動作で取り出して颯爽とした達筆なドイツ語で、紙カルテに記載された姿に思わず「かっこいい(;”∀”)」と思った記憶があります^^;

しっかりと私の表情と全身を観察・診察して、決して病気を見逃さないという厳しい視線と同時に、診察が終わる頃には、微笑んでくれた姿が今でも、目に焼き付いてます^^

時代が変わっても、人間(医師)が人間(患者様)を診ることは、変わりません。

平成が終わり、電子カルテ化しすることになるにしても、古き良き時代の長所を活かして、更により良い進化を決して忘れないようにしたいと思います^^

 

P.S.冬場は、ノロウイルスが中心となった(感染性胃腸炎)が流行してきますので、しっかりと、手洗いをして下さい(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

雑談です♪ 札幌の真冬に寒さについて

札幌の最高気温が、-7℃くらいになってきましたね^^;

どれだけ、着込んで非常に寒いです^^;;

歩くと雪が「キュキュ」と鳴りました^^

除雪車の音が、毎晩、聞えますね^^;; 熟睡するのに少しだけ支障がある気もしますが、深夜に除雪して頂いて、本当にありがたいと思っております m(_ _)m

そのおかげで、自動車の運転や歩行が安心してできています^^

オルゴールみたいなものと思って寝ることにしております(;^ω^)

では、良い週末をお過ごしくださいませ^^/

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