院長の独り言 part⑧ 台風15号の影響

千葉県を中心に強い被害をもたらした台風15号の凄まじい爪痕に、驚くのと同時に、ご被害に合われた方には、心から哀悼の意を申し上げます。

ちょうど去年の9月に北海道地震後の停電の不便さには参りました。しかし、北海道なので、9月初旬には、すでに冷房がなくても十分過ごすことができました(あれが、真冬だったらと考えると、ゾッとします)。

ところが、千葉県では、台風被害の前後はまだまだ夏日がつづいており、電気が止まった状況では、大変なご苦労をされていると思います。

身体だけでなく、精神・心理面での負担も多大なものであると思われます。こころのケアも忘れずに、お過ごしいただきたいと願っております。

1日でも早い復旧を心からお祈り申し上げます。

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

Q&A 41回目 ケアレスミスが多く、約束事もうっかり忘れてしまいます。何かの精神疾患なのでしょうか?

Q:仕事でも家庭でも、ケアレスミスが多く、約束事もうっかり忘れてしまいます。また、段取りが下手で、ものごとを同時並行に処理することができません。周囲からは、集中力や注意力が足らないと、よく指摘されます。治そうと努力していますが、一向に治りません。幼稚園や小学校の頃から、そのような症状があったと両親から聞いています。何かの精神疾患なのでしょうか?

               第41回

A:幼少時からずっと、注意力・集中力に問題があり、ケアレスミスが頻発して、提出物や約束が守れない状況が成人になっても、改善されずに持続するのであれば、ADHD(注意欠陥多動性障害)の可能性があります。

ADHDでは

①不注意(集中できない 気が散りやすい 物事を順序だって処理できない 物をなくしやすい等)

②多動性(じっとしていられない 待つことができない等)

③衝動性(思いついたら、すぐに行動してしまう等)

の3つが、問題となります。

②③は、幼少時強い場合でも、成人になるにつれ、軽減する場合が多くあります。

①は、成人になってからも、持続するケースが多い印象があります。

お診立てならば、心療内科・精神科医の問診を中心とした診察である程度可能です。しかし確定診断を希望される場合には、心理検査や必要によっては脳画像検査(CT MRI SPECT等)多くの検査・時間が必要となります。

ADHDに関しては、薬物療法で症状の改善が望めると言われております。

検査・治療を受けることも可能です。

 

さて、来週の23日(月)はお彼岸ですね^^

秋も深まりつつあります。では、寒冷差が強くなりますが、ご自愛ください(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

院長の独り言 part⑦ 連休です^^

今週末は連休ですね^^

初秋のちょうど過ごしやすい季節となりました。

いよいよ行楽シーズンですね^^

私事ですが、連休中に気分転換とストレス発散を兼ねて、心身ともに、ふやけるくらい(6-7時間)、温泉に入ってくる計画を練っております(*^^)

温泉に入れば、心身ともにスッキリします^^

ではでは、皆様、それぞれ良き週末をお過ごし下さい(*^-^*)

 

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院長 阿部 多樹夫

院長の独り言 part⑥ 悩みは尽きません

しかし、世の中とは、つくづく悩みが尽きないものですね^^;

当クリニックにも、心理面で様々なお悩みの患者さんが、数多く来院されます。

仏教の古い教え(歴史好きなので、ウンチクすいません^^;;)では、人間が避けて通れない8つの苦しみがあります。

●生(生きること自体の苦しみ)

●老(老いていく苦しみ)

●病(病気を患う苦しみ)

●死(死を迎える時の苦しみ)

を四苦といいます。

 

更に下記の4つの苦しみを加えて八苦といいます。

●愛別離苦(あいべつりく)  愛する者と別離すること

●怨憎会苦(おんぞうえく)  怨み憎んでいる者に会うこと

●求不得苦(ぐふとくく)   求める物が得られないこと

●五陰盛苦(ごうんじょうく) 人間の肉体と精神が思うがままにならないこと

 

これは古今東西問わず、人間である以上、避けては通れない精神・心理面の不変な苦悩だと思います。

数千年前の賢人の心理分析能力は、すごいものだとつくづく思いました。

この四苦八苦を解決するのは非常に難しいです。

私自身も解決法はわかりませんが、「諸行無常(森羅万象、全てが移ろいゆく)」という現実を受け入れることから始まるのかなと思います^^

では最後に、徳川家康の有名な言葉をご紹介したいと思います。

「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。おのれを責めて人をせむるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり」

先人も、悩んで悩んで悩み抜いたのですね(/ω\)

「なるほど、人生は悩みがあって当たり前なんだ。そういうものなんだ」とわかってから、それだけで、私の気持ちは、かなり楽になった記憶があります。

  まさに岡崎城を訪れた時の写真です

どうしても、一人で悩みが解決しない場合は、お近くの専門科を受診されるのも一つの方法かもしれません。

 

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

院長の独り言 part⑤ 残暑が厳しいです

台風の影響なのか、残暑が厳しいです^^;

明日も、熱さが続きそうですね^^

【院長独り言】コーナーなので、どうか聞き流してください^^

クリニックの院長として、日々の診察(頼って来られる患者様への診察)が一番大切なのは当然なことです。

しかし、札幌市や西区役所から要請があれば、市民・区民の皆様に講演会のお手伝いをすることも、地域医療を担う医師として重要な役割だと思います(*^^*)

私で良ければ喜んで、ご協力したいと思います。

そんな経緯で、令和元年9月11日(水)は1日2回、講演会をさせていただくことに相成りました(;^ω^;;)

それでは、残暑の厳しい時節ですが、ご自身のペースと体調を崩さずにお過ごしくださいませ(*^_^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

Q&A 40回目 夫が寝ている間に、悪夢にうなされて、大暴れします。何かの病気でしょうか?

Q:夫が寝ている間に、悪夢にうなされて、大暴れします。何かの病気でしょうか?

   40回目

A:レム睡眠行動障害(睡眠中に夢体験と同じ行動をとってしまう病気。)が考えられます。

睡眠中には、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に出現します。健康な人ではレム睡眠中には骨格筋が弛緩して動きません。レム睡眠行動障害ではこの抑制機構が障害されるため、夢の中での行動がそのまま現実の行動となって現れてしまいます。

大声で寝言を言ったり、腕を上げて何かを探すしぐさをしたり、殴る、蹴るなどの激しい動作がみられます。症状が強いケースでは、起き上がって歩き回る、窓から飛び出して怪我をするなど危険な行為もみられます。

原因が明らかでない場合も多いのですが、約半数例には中枢神経の疾患がみられます。特に、パーキンソン病、レビー小体病、多系統萎縮症などで高頻度にみられ、これらの神経疾患の発症に先だってレム睡眠行動障害がみられることもあります。

レム睡眠行動障害が出現するようでしたら、一度、パーキンソン病やレビー小体型認知症の前兆がないか検査してみられた方が良いのかも知れません。(厚労省HPから引用)

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北海道胆振東部地震から1年たって

今年の9月6日で、北海道胆振東部地震から、ちょうど1年が経過しました。
震災に遭われた方々には、心より哀悼の念を申し上げます。
あれから、1年が経過して、停電もなく、通常の生活が送れていることは、非常にありがたいことだと思っております。
地震への備えを、されている方も多いと思いますが、いざという時の危機管理の大切さをあらためて痛感させられました。
1年前のあの日、公共交通機関が全て止まっていたため、1時間半も歩いて来院された患者さんが、いらっしゃいました。私の個人的な意見になりますが、申し訳なさで一杯になりました。
停電のため、午前中しか診察できませんでしたが、微力ながら、お困りの患者さんのお力になれたことは、今でも本当に嬉しく思っております。
しかしながら午後は、停電のため調剤ができない状況でしたので、診察を泣く泣く断念しました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。今でも歯痒く思っております。
それでは、季節の変わり目で風邪も流行っておりますので、体調管理には十分お気をつけください^^
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院長の独り言 part④ お祭は、楽しいです。

琴似神社のお祭りに、本日のお昼休みにちょっこっと、参加させていただきました^^

琴似のメインストリートは、お祭りムード 一色です。

うちのクリニックの入り口のすぐ前にも、露店が出ていました^^

琴似神社にもお参りに行ってきました^^

琴似は、非常に良いところです^^

お祭りなど楽しい体験は、ストレス発散にも非常に効果的です。精神科医の野暮な意見よりも、お祭りは楽しいです(*^^*)

明日も、開催されておりますので、よろしければ参加してみてください。

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院長の独り言 part③ アルツハイマーデー

こんばんは^^

ご存知でしたか? 9月は、実は世界アルツハイマー月間です^^
しかも世界アルツハイマーデーは9月21日です。国際アルツハイマー病協会が認知症を多くの方に広く理解してもらうために、1994年に制定しました。世界中で9月は、アルツハイマー月間として様々なイベントが開催されております。

そのためでしょうか?

札幌市西区役所から、ご依頼があって、令和元年9月11日(水)に講演させていただく事となりました(;^ω^)

14:00~15:00 西保健センター2階 講堂です。

「認知症になっても、今まで暮らしてきた場所で、大切な人と寄り添って、生活をつづけていきたい。」という人間ならば当然の願いが叶うように、お手伝いできれば本望だと思っております(*^^*)

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Q&A 39回目 仕事に行こうとすると、不安になり動悸や吐き気がします。どうしたらいいでしょうか? 

Q:仕事に行こうとすると、不安になり、動悸がして、吐き気や汗が出ます。どうしたらいいでしょうか?

           39回目

 

A:仕事に行く前に、そのような症状が起こるのであれば、かなりストレスが蓄積いている可能性があります。身体的に問題がないのに、どうしても出勤が難しいのであれば、一度、お近くの心療内科・精神科医を受診されるのも、一つの方法かもしれません。

何かとストレスが溜まりやすい社会なので、普段からストレス発散できるように、運動や趣味など気分転換できる環境づくりに気を付けたいものですね^^

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