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うつ病って何ですか?
うつ病とは、わかりやすく言うと、こころのエネルギーが著しく低下してしまう疾患ですが、「心の症状」と「身体症状」が認められます。心の症状として、気分が沈む むなしい 何事にも興味がわかない 何をしても楽しくない イライラする 否定的な考えばかりしてしまう 集中力の低下などの症状がみられます。その結果、自分自身をダメな人間と思い込んでしまい、「自分は生きている必要がない」と自殺を考えることもあります。一方、身体症状としては、睡眠障害(不眠、時に過眠) 頭痛 肩こり 倦怠感 食欲低下 味覚異常 月経不順などの症状がみられます。
躁うつ病って何ですか?

躁うつ病は、現在は双極性感情障害と呼ばれています。気分が高揚する状態である「躁」と気分が沈んでしまった状態である「うつ」を繰り返す脳の疾患です。性格や心理的な問題でなるものではありません。

うつ病はうつ症状(気分の沈み、意欲低下、疲れやすい、不眠、死にたい気持ちになる等)のみが出現します。一方、双極性感情障害では躁症状(気分が高揚する、元気に満ち溢れてくる、なんでもできると自信に満ち溢れてくる、おしゃべりになる、寝なくても平気になる、怒りっぽく攻撃的になる等)とうつ症状の両方を繰り返し認めることが特徴です。

統合失調症って何ですか?

統合失調症は、おおよそ人口の1%に出現する疾患です。青年期に発症しやすいのが特徴です。現在は比較的に副作用も少なく、有効なお薬もあります。そのため早期発見・早期治療を行うことが非常に重要となります。

原因は解明されていませんが、現時点ではドパミン仮説という理論が一番、有力視されています。具体的には、遺伝的素因に様々な環境的要因が加わった結果、脳内で各種の神経伝達物質の伝達が異常となることが原因で起こると考えられています。神経伝達物質の中でも、ドパミンの伝達亢進が最も関与しているという考え(ドパミン過剰仮説)が有力で、この仮説によると、陽性症状では中脳辺縁系経路のドパミン伝達の亢進が、陰性症状では中脳皮質経路のドパミン伝達の低下が関与すると言われています。近年では、ドパミン以外にもセロトニン、ノルアドレナリン、アセチルコリン、GABAなどの異常も指摘されています。

症状は、陽性症状と陰性症状に分けられます。陽性症状は幻覚、妄想、滅裂思考、興奮、混迷などが挙げられます。陰性症状は、無為、自閉、感情鈍麻、自発性欠如などが挙げられます。

パニック障害って何ですか?
パニック障害は不安障害の一種とされています。症状としては、突然、パニック発作と呼ばれる非常に激しい不安、身体の異常に襲われ、死んでしまうのではないかという恐怖や苦しみが引き起ります。具多的には、激しい動悸、呼吸困難、発汗、めまいなどがあります。一度発作を経験すると、予期不安といわれる「また発作がおきそう」という感覚を体験する場合もあります。パニック発作を繰り返すと、発作が起きた場所や状況に対して、恐怖を抱くようになり、次第に外出すること自体が難しくなっていくこともあります。特に、助けが得られないような場所や状況に身を置けなくなる状態を広場恐怖と呼びます。
社交不安障害って何ですか?
人に注目されることや人前で話すことに強い不安を感じ、恥ずかしい思いをすることが非常に怖くなり、そのような場面を避けてしまうことが主要な症状です。人が大勢いる場所に出かけることも苦痛になり、時には日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。対人恐怖や赤面恐怖も含まれます。時にはパニック発作を体験する場合もあります。
強迫性障害って何ですか?
強迫性障害とは、こんなにまでしなくてもとわかっていても、どうしてもやめることができないという考えと行為が繰り返し起こり、自分の意志では制御できない状態になる疾患です。例えば、手洗いや戸締りの確認などを執拗に繰り返してしまうといった症状があります。「汚れているんじゃないか」「締め忘れたんじゃないか」など、頭に浮かんできて不安や恐怖など非常に強い不快感を伴う考えが強迫観念と呼ばれる症状です。そして、不快感をかき消すために執拗に手洗いをしたり、何度も確認することは強迫行為と呼ばれる症状です。
睡眠障害って何ですか?
睡眠障害とは、睡眠に関する疾患の総称です。寝つきが悪い、途中で目が覚めてしまうなど、眠れない状態が続き、生活に支障が出てしまうのが不眠症と呼ばれる状態です。反対に、起きるべき時間に起きることができず、日中も眠気が強いといった症状によって生活に支障が出てしまう場合は過眠症と呼ばれます。他には、夜間に足がムズムズとして睡眠を妨げられてしまうレストレスレッグス症候群(むずむず足症候群)や日中に突然強い眠気に襲われ、何か活動をしていても寝てしまうナルコレプシーと呼ばれる疾患もあります。
月経の前になると辛くなったり感情がコントロールしにくくなることはありますか?

PMS(月経前症候群)、PMDD(月経前気分障害)と呼ばれる疾患であるかもしれません。
女性にしか理解できない非常に辛い疾患です。

女性は人生で一定の期間、毎月、生理(月経)があります。生理の1~2週間前から情緒不安定・イライラ感・気分の沈み・不安感・焦燥感など精神症状が認められます。また、吐気・頭痛・肩こり・腹痛・腰痛・冷えのぼせ・便秘など身体症状が見られることがあります。原因はまだ100%分かっていませんが、女性ホルモンのバランスの変化で生じるという意見が有力視されております。おおよそ約8~10%の方に出現すると言われております。

①PMS(月経前症候群)②PMDD(月経前気分障害)の違いは、分かりやすく言うと、症状の強さで区別されます。精神症状・身体症状ともに強烈なのがPMDD(月経前気分障害)だと考えていただいて問題ないかと思います。

治療法ですが、規則正しい生活 十分な睡眠の確保 正しい食生活 適度な運動習慣など生活療法を心掛けることがまずは重要となります。

しかし、それだけで効果が不十分な方もおられます。その際は薬物療法も考慮する必要があります。薬物療法として次に述べる3つの有効性が知られております。

【1】SSRI:選択的セロトニン再取り込み阻害薬は、セロトニンのバランスを安定することが可能となります。いろいろな意見がありますが、現時点では最も効果のある治療薬と言われております。

【2】漢方薬:数種類ありますが、証(体質)と気・血・水(その時の状況)を見極めて、それぞれの患者さんに一番合う薬剤を選択することが非常に重要となります。最適な薬剤に出会えれば、大きな効果が期待できます。

【3】低用量ピル:産婦人科やレディースクリニックなどで処方されるケースが多いのですが、女性ホルモンの変動を抑えるので効果があると言われております。私は心療内科・精神科医なので専門外ですが、知人のベテラン産婦人科医から聞いた話では、妊娠に影響を及ぼす可能性が「ない」「ある」という両方の意見に分かれている様です。その産婦人科医師からのアドバイスでは「妊娠を前提にお考えらなら持続的な低用量ピルの服薬は、おススメできない」との回答でした。

まだ不明な点も多くありますが、上記記載しました様に、いろいろな治療法があります。

発達障害って何ですか?
先天性の脳の機能的な障害によって生じる障害で、ADHD(注意欠如・多動性障害)、自閉スペクトラム障害、学習障害がよく知られています。ADHDは集中することや物事を順序だてて進めることが困難である不注意症状と、落ち着きがない・衝動的に物事に取り組んでしまうといった多動症状がみられる障害です。自閉スペクトラム障害は、その場の雰囲気をつかみ取ることが苦手であったり、言葉通りに受け取るなど他者との双方向的なコミュニケーションをとることが苦手なコミュニケーション障害と同じやり方を繰り返したり、非常に強いこだわりを抱くなど常同症状がみられる障害です。以前はアスペルガー障害や高機能自閉症と呼ばれていましたが、自閉スペクトラム障害に統一されました。学習障害とは、知的な能力は平均的であるにもかかわらず、読み、書き、計算など特定の分野において学習が困難である障害です。
適応障害って何ですか?
適応障害とは、ストレスによる反応が病気の状態にまで至ってしまっているというものです。そのため、何がストレスの原因であるかは、同じ病名の人達でもそれぞれ異なることになります。症状としてはうつ症状に似たものが多く現れます。他には、胃痛や頭痛などの身体症状などに現れることもあります。いわゆる自律神経系の混乱によりいろいろな身体症状が出る可能性があります。
自律神経失調症の原因・診断・治療について
ブログ記事をご参照ください。
認知症って何ですか?

認知症とは「いったん発育した脳が損傷されて、その結果として、それまでに獲得された知的能力が低下してしまった状態。」となります。認知症を発症すると、ゆっくりですが、確実に知的能力が低下していきます。

通常のもの忘れ(生理的・加齢性変化)と病的なもの忘れ(認知症)とは、全く別物なのです。認知症では、自覚(病識)がなく、昔のことはよく憶えていますが、近時記憶低下(数分から数日前の記憶がなくなります)。見当識障害(時間→場所→人物の順でわからなくなります)。そして、緩徐ですが進行してきます。そして、進行を遅らせるには治療が必要となります。

アルツハイマー型認知症が最も有名な認知症といってよいでしょう。他には、脳血管性認知症、レビー正体型認知症、前頭側頭型認知症といった認知症もあります。また、認知症までは至っていないが脳機能は正常でもないという場合に軽度認知障害(MCI)という状態も存在します。