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医療法人道樹会札幌ことにメンタルクリニック(旧:前田神経クリニック)

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Q&A 第23回 祖母が認知症で、被害妄想(物盗られ妄想)が出て困ってます。治療で治りますか?

                    第23回

Q:祖母が認知症と数年前に診断されて、進行を遅らせるお薬を処方されましたが、最近、被害妄想(物盗られ)妄想が出現して家族全員が困ってます。治療でよくなりませんか?

A:結論から申し上げれば、治療で改善することは可能です。認知症の症状にはもの忘れ(認知機能低下)を中心とした中核症状と、周辺症状(BPSD)と呼ばれる幻覚 妄想 興奮 徘徊などの症状があります。

今回は、周辺症状(BPSD)のなかでも、被害妄想(物盗られ)妄想が問題となっているケースだと思います。

ご本人への対応(環境調整)しては、まずは、妄想に対して否定しないで差し上げてください。

物盗られ妄想は、認知症のせいで物をどこに置いたか忘れてしまった自分のプライドを守る本能的な防衛だと考えてください。認知症になってもプライドは残ります。そのプライドを傷つけるような対応は却って、事態を悪化させます。具体的な接し方としては「誰でも置いた場所が分からなくなることはありますね」「だから、一緒に探しましょう」などと、優しく認知症の方の自尊心を立てて差し上げるように対応してみてください^^

それでも、症状が改善せず悪化するようならば、非定型抗精神病薬であるリスペリドン クエチアピン ペロスピロン ブロナンセリン アリピプラゾール オランザピン等を必要最少用量、服用していただければ、症状が軽減する可能性は高いです(*^^*)

 

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

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阿部 多樹夫
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