認知症について⑦

では本日は、レビー小体型認知症について、お話したいと思います。

レビー小体型認知症とは、非常にわかりやすく言うと、パーキンソン病に認知症が合併したものと思って頂ければ、理解しやすいかと思います。そのため、パーキンソン病の症状である無動(動きが遅くなる)・振戦(手指の震え)・筋固縮(筋肉のこわばり)といった症状が見られる場合も多くあります。

原因として脳内で相対的にドパミンが不足していると言われてます。また、脳内にレビー小体といわれる異常タンパク質が蓄積します。

【症状】初期は記憶障害が目立たないことが多く、むしろ幻視 レム睡眠行動異常(睡眠中に大きな声での寝言、奇声を上げる、怒る、怖がる、暴れるなどの行動) 注意・覚醒レベルの変動(ぼんやりしている時と、シャキッとしている時が一日中でみられる)等が認められます。また全身の自律神経障害(失神・原因不明な意識障害 便秘・起立性低血圧・尿失禁)があります。

検査としては、

●問診・視診・触診など身体所見・神経学的所見をしっかりと診ることが大切です。

→パーキンソン症状などの有無をしっかりと確認しないといけません。

●認知機能心理検査であるHDS-R(長谷川式) MMSE(Mini-Mental State Examination)等も行います。

→初期は比較的に、記憶障害は目立たないことが特徴です。

●頭部MRIでは、脳萎縮はアルツハイマー型認知症と比較して軽度です。

●脳血流SPECTにおいて、後頭葉を中心に血流が低下を示すことが多いです。

●MIBG心筋シンチにおいて、心筋への取り込みが低下することが有名です。下の図をご参照ください。

●最近では、ダットスキャンという画像検査で、ドパミン神経系が多く含まれる黒質線条体に相当する部分への集積低下が特徴的と言われております。

次回は、レビー小体型認知症の続きの2回目(最終話)をお話する予定です^^

お話したいことは盛り沢山ですが、簡潔にまとめるように努力します(*^^)v

札幌市西区 琴似 二十四軒 心療内科 精神科

認知症 もの忘れ(物忘れ)外来

院長    阿部 多樹夫